-
色校
- 色校正または色校正紙の略。色の指示をする場合は、色校正紙に直接赤字を書き込むのが一般的である。
-
色見本
- 印刷で再現したい色のイメージを伝えるための見本。JMPAカラーで運用する純広告では、印刷会社でも制作側と同等の色見本(DDCP)を出力できる為、送稿時に添付する必要はありません。 (2013年12月に添付を廃止しました)
-
ABC部数
- (社)日本ABC協会が会員社の発行する新聞、雑誌、フリーペーパー(フリーマガジン)の発行部数と公布状況を公正に調査、認識して発表される部数(半年に1回更新)。
-
閲読率
- 特定の雑誌をどれだけの人が見たり読んだりしているかという割合。
-
エリアインフォメーション誌
- 都市型情報誌ともいう。都会の若者を対象に、その都市の催事や劇場のスケジュールなどの情報を集め、発行される地域セグメント雑誌。「TokyoWalker」などがある。
-
オフセット
- 平らな版上に親油性画線部と親水性の非画性部とがあり、版に水をつけた後にインキをつけ、これを一度ブランケット胴に転写(オフ)して、さらに紙に転写(セット)する印刷方式。主に雑誌の表紙周りや、平綴じの雑誌の印刷に使われる。
-
回読人数
- 一つの雑誌を平均して読む人数。
回読率=閲読率÷購読率
-
活版(凸版)
- 凸版を用いた印刷のこと。モノクロ大量印刷に向き、コミック誌の中面などに用いられる。
-
観音開き(カンノンビラキ)
- 例えば、8ページ立ての刷り本を左右両側から単ページサイズに折りたたむ製本時の加工方法。
-
記事広告(記事体広告)
- 主に広告会社・制作会社・制作プロダクションで制作する、記事のように文字で読ませるタイプの原稿。入稿前に原稿審査が必要で「PRのページ」「広告のページ」などが付加されるのが慣例。
-
記事対向(=編集対向)
- 編集記事の対向面のこと。編集対向ともいう。
-
記事チェック
- 媒体担当者が、担当している媒体と取引しているクライアントに関連する内容の記事があるかどうか、ある場合はどのような内容なのかを事前に確認する作業。
-
クーポン広告
- 雑誌やフリーペーパーなどの広告ビジュアル上にクーポンが刷り込んであり、その部分を読者が切り取ることにより、見本や資料の請求券・割引券などとして使える広告のこと。
-
クレジット
- 主に媒体社が関わらないで制作された記事風広告などにおいて、そこに記載されている情報に対する責任の所在が媒体社ではなくクライアントにあることを明らかにするための表記。PR、提供など。
-
下版(ゲハン)
- 校了紙にしたがって、原版の訂正を行い、訂正済みの原版を印刷工程に進める(下ろす)こと。下版した後の最終的な校正を「下版後念校」=下念(ゲネン)と呼ぶことがある。
-
ゲラ(刷り)
- 印刷物の校正をするための試し刷り。校正刷り。
-
広告対向
- 掲載された広告が、別の広告の対向になること。編集が対向にくる場合に比べ注目率の観点からクライアントに敬遠される場合が多いので注意が必要。
-
広告注目率
- 雑誌の広告の見られ方の度合いを表す指標。たとえば広告注目率はその広告が掲載された雑誌を読んだ人の中で、その広告を「確かに見た+見た覚えがある」と答えた人の割合。
-
公称部数(出版社発表部数)
- 媒体社が、ABC部数やJMPA印刷証明書付部数とは関係なく、自社の責任において公表している発行部数。実売部数とは異なることがあるので、注意が必要である。
-
校正刷り
- 印刷した時の色再現性を確認(校正)するための試し刷り。純広告では、制作段階でJMPAカラ―準拠のDDCPを用いて、色の再現性の確認をする。
-
購読率
- 雑誌を購入して読んだ人の率。
-
校了
- 校正刷りをチェックして色および文字の修正がなくなった状態。直しがなく印刷に入ることができる状態。校正終了の略。
-
再校
- 初校で大幅に修正が入った場合等、再度の校正を求めること。
-
JMPA平均発行部数
- 出版社が一般社団法人日本雑誌協会に対して申告する過去1年間の平均発行部数をさす。公称部数(=出版社発表部数)に比較的近い。
-
J-PDF (JMPAカラー準拠PDF)
- 雑誌原稿の送稿フォーマット。J‒PDFは、特殊広告を除く純広告で入稿する場合のフォーマット。オンライン送稿及びオフライン送稿共にこのフォーマットで運用できる。
-
純広告(純広)
- 出版社(雑誌社)が制作に関与せず、クライアント・広告会社・制作会社などの制作者サイドのみで作成された広告原稿をさす。
-
初校
- 最初に出す校正刷りのこと。2校目が再校、3回目が三校というように続くこともある。印刷物のあがりをチェックするための試し刷りを「校正刷り」と言い、その最初のものが初校、最終確認のためのものを念校と呼ぶ。
-
白ヌキ
- 4色(黄、赤、藍、スミ)の色を全くのせず、紙の地肌で白色を表現すること。バックが暗い場合の文字表現に多く用いられる。
-
スペース
- 雑誌の掲載面のことで、出稿色数と大きさによって表される(4色1頁、1色1/3頁等)。
-
刷り見本
- 印刷機での印刷が終わり、製本や加工工程に回る前の印刷物の見本。
-
精読率
- その雑誌を読んだ人数のうち、記事または広告の「内容を詳しく読んだ」人の割合。
-
セーフティ
- 裁断誤差に備えてコピーやロゴなどが断ち落とされてしまわないよう、原稿の周囲に設けておく余白スペース。
-
製版
- 入稿した素材を指定された内容に従って、網点などに変換しながらフィルムをつくる作業。(現在ではフィルムを作るのではなく、データ上で変換する作業)
-
責了
- 「責任校了」の略。校正刷りに修正の指示をしたあと、それ以後は印刷所の責任において校正を完了させ、再度校正を出す必要がない場合に「責了」とする。校正が完全に終了した場合は「校了」という。
-
センタースプレッド広告
- 中とじの雑誌の真中に位置する見開き広告(=センター見開き広告)。
-
台割
- その雑誌の特集・編集記事および広告などの割り付けのこと。
-
特殊広告
- 純広告に特殊な加工を施されたもの。観音開き、サンプル付きなど。
-
特殊面
- 表紙まわりの表2見開き、表4、目次対向などのスペースのことを指す。一般的に注目率が高いとされる。
-
トリミング
- 全体のレイアウトの中で写真が最も美しく効果的に見えるように、余分なまわりの空間をカットすること。写真の使いたい部分を指定することをトリミングという。
-
トンボ
- 断裁や製本、また2色以上の多色印刷物の色合わせを正確にするために、各版に付ける目印のこと。
-
日本ABC協会
- 1958年に社団法人として認可された“新聞雑誌部数公査機構”。
-
日本雑誌協会(JMPA)
- 「雑誌」の出版を通じて文化の発展を期するため、出版倫理の向上を図り、その他「雑誌」共通の利益を擁護することを目的として、昭和31年によって結成された一般社団法人。
-
日本雑誌広告協会(JMAA)
- 雑誌広告の質的向上を図るとともに、社会生活情報としての役割を高め、日本の産業・経済・社会といったあらゆる分野において、その発展に寄与することを目的として運営されている一般社団法人。
-
抜き刷り
- 編集タイアップやマルチプル広告等を実施した際、後の販促活動等でクライアントが利用するため、そのページを別に刷ったもの。
-
念校
- 責了後、確認のために出す校正刷りで、原則的に直しはできない。
-
ノンブル
- 頁数を示す数字。通常、各ページの下のすみに入れる。
-
配本比率
- 雑誌がエリア別に配本される割合。現在では基幹7地区レベルに細分化されている。
-
パブリシティ
- 企業などが新聞・雑誌へニュース素材を提供して、ニュースとして取り上げてもらうこと。
-
版ズレ
- 2色以上の色を使って印刷物を作成したとき、それぞれの版がずれて印刷されている事を指す。輪郭がぼやけたり、文字がブレたりする。
-
複版
- オリジナルデータ原稿を出力し、全く同じものを必要とする場合、再度データより同原稿を複製すること。
-
部数(サーキュレーション)
- 雑誌の発行部数のことを指す。媒体効果を測る指標のひとつであり、部数は大きく分けると、ABC部数(実売部数)・JMPA印刷証明書付部数・JMPA部数・公称部数の4種類がある。
-
編集タイアップ広告
- 主に出版社に原稿制作の協力を仰いで、その雑誌の編集ページのように制作する広告のことをいう。
-
編集対向(=記事対向)
- 掲載された広告が、その雑誌の編集の対向になること。
-
前付け
- その雑誌の総頁数の半分よりも前半部分に掲載されること。
-
ムック(MOOK)
- 雑誌(Magazine)と単行本(Book)との合成語で、発行形態は雑誌の別冊や増刊の形などをとり、内容は単行本のようなテーマ主義をとって発行されるものをいう。